【書評】頭のいい人が話す前に考えていること その2 著者:安達 裕哉

◆書評◆
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こんにちは、中華飯です。

今回は前回に引き続き、「頭のいいひとが話す前に考えていること」という本の書評です。

今回の内容は第2章で、深く考えるために必要なことを紹介しています。

是非読んで、内容を実践していきましょう!

深く考えるための5つの道具
  1. 客観視の思考法
  2. 整理の思考法
  3. 傾聴の思考法(ちゃんと聞く)
  4. 質問の思考法(深く聞く)
  5. 言語化の思考法

深く考えるための5つの道具

思考の質を高めるために、前回は7つの黄金法則を紹介しました。

その次は、その考えを深めるための5つの道具です。

それでは一つ一つ見ていきましょう。

1.客観視の思考法

客観視思考は一言で言うと、少ない情報信じると馬鹿に見えるっていう感じです。

ちゃんと考えるために、まず客観的に見てくださいね。

話が浅くなるって言う理由が次の3つです。

  1. 根拠が薄い
  2. 言葉の意味や定期をよく知らずに使っている
  3. 成り立ちを知らない

この3つが重なると浅くなります。

そうならないために「真逆の意見にも調べる」「統計データを調べる」ことが重要です。

2.整理の思考法

わかりやすく話せるっていうのは、理解の深さに比例してます。

「理解している」っていうのは「整理されてる状態」とほぼ同じ意味ですね。

では整理するために重要なことは何かというと、ポイントは2つあります。

1つ目が「重要な情報がちゃんと分かれていること」で、2つ目が「事実と意見を分けること」。

この2つができた状態が整理された状態、つまり理解しているということです。

3.傾聴の思考法(ちゃんと聞く)

これはちゃんと聞くって言うやつですね。

自分の言いたいことではなく、「相手の言いたいことを考えながら聞くこと」になります。

これができているかどうかのチェックポイントは下記の5つです。

  1. 肯定も否定もしない
  2. 相手を評価しない
  3. 意見を容易に言わない
  4. 話が途切れたら沈黙する
  5. 自分の好奇心を総動員する

意識したいのは、アドバイスするのではなく、相手の頭の中身を交通整理してあげる感覚を持つことです。

4.質問の思考法(深く聞く)

深く聞くための思考法です。

質問する前に、相手の立場に立って仮設をもって質問することが求められます。

コミュニケーションの醍醐味は、話す相手と一緒に思考を深めてて、自分1人で気づけなかったことに気づくこと。

そのためにいろいろ質問をしていきましょう。

5.言語化の思考法

言語化するのには、今まで紹介した4つの思考法が必要です。

客観視して、整理して、ちゃんと聞いて、質問して、その後に初めて言語化ができます

賢明な読者の方は気づいたと思いますが、言語化はとても労力のかかるプロセスなんです。

個人的にも「電話をかけてくる人」と「メールで連絡くれる人」を比べると、後者の方が話がの内容が明確であることが多い印象です。

この感覚は何故なのでしょうか?

電話をかける人ほど仕事ができない理由

ホリエモンは電話に出ないことで有名です。

「メールやチャット」と「電話」は何が違うか?

結論としては「メールは自分1人で言語化しないといけない」ところが違います。

メールを書くには客観視もしなきゃいけないし、整理もしないといけません。

その一方で、電話はこれらのプロセスが不要です。

どういうことかというと、メールで必要だった「言語化」という労力のかかるプロセスを相手に半分負担させているですね

だから電話がかける側は楽できて、電話をとる側は負担感がでるんです。

思考することで得られる事

最後は思考の質を高めると得られることです。

思考の質を高めると、言語化の質が高まります。
言語化の質が高まると、アウトプットの質が高まります。
アウトプットの質が高まると、人の心を動かすことができます。
人の心を動かすことができると、人を動かせるようになります。

つまり、考える力=人を動かすことのできる力、なのです。

だから思考の質を高めていきましょう。

この本で紹介されている「話す」はコンサルタントベース

「話す」と一言で言っても、さまざまな場面があります。

本書で扱っている「話す」は、コンサルをするときにこういう考え方でやってますよ、というのがベースになってます。

著者がコンサルタントをしていて、その経験から書かれた本なので、このような内容の本になっています。

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