【書評】エッセンシャル思考 著者:グレッグ・マキューン

◆書評◆
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皆さんこんにちは、中華飯です。

今回ご紹介するのは「エッセンシャル思考」という本です。ビジネス書などで名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

この本は、物の考え方=思考法をガラッと変えるための本です

まず、著者は「普通の人が抱きがちな3つの思い込み」がある、と指摘しています。

非エッセンシャル思考の3つの思い込み
  • やらなくてはいけない
  • どれも大事
  • 全部できる

私自身も「確かにそう思っていたな…」と感じましたが、エッセンシャル思考の人はこう考えません。

非エッセンシャル思考の3つの思い込み
  • 「やらなくてはいけない」⇨ やることを自分で決める
  • 「どれも大事」⇨ 本当に大事なものは滅多にない
  • 「全部できる」⇨ 何でもはできる。でも全てをやる必要はない

このようにものの見方を変えるには、3つのステップを辿るのが重要だとされています。

エッセンシャル思考を身に着ける3ステップ
  • 見極める
  • 捨てる
  • 実行する

1. 見極める

本書で紹介されていた例が「服の整理」です。クローゼットがパンパン…どうやって本当に必要な服を選びますか?

エッセンシャル思考では「いつか着るかも」とは考えません。

大好き」「よく着る」「自分にとって本当に価値あるか」を基準に、必要なものを厳選します。

2. 捨てる

捨てる時のポイントは「今それを持っていなかったとしたら、もう一度お金を出して買うかどうか」です。

「持っているから」という理由だけで取っておきがちですが、いったん自分のバイアスを外して、本当に価値があるものを選ぶことが大切です。

3. 実行する

最後は「仕組み化」のステップ

本書では、クローゼットには必要最小限の服だけを入れ、隣に「大きな袋」を用意しておきます。

新しい服を買ったら「本当に必要か?」と自問し、そうでないなら袋に入れてすぐ手放します。

こうして「やること・持つもの」を仕組みで管理することで、迷わず決断できるようになるわけです。

本書の内容は服の整理にとどまらず、日々の仕事や頼まれごとに対しても、「正しくYESかNOを決める力」として役立ちます。

なんとなく全部やろうとして疲れてしまう方、選択に迷いがちな方にはぜひ読んでみてほしい一冊でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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