こんにちは、中華飯です。
前回の続きで 「とにかく仕組化 」という本の書評です。
「替えの効く歯車になれ!」というメッセージが込められた本です。
普通だと「歯車にならず、オンリーワンになろう」ですよね?
何故逆のことを言っているのか?
その辺りを学んでいきましょう!
4. 神の見えざる手:企業理念
企業理念とは
企業理念とは「成し遂げたい想い」で、会社が目指す姿になります。
創業者が起業する時に思い描くものです。
この企業理念があるから、判断に貫性が生まれます。
何故企業理念が必要なのか?
起業理念が必要な理由は、会社が進む方向を定めるためです。
起業理念がないと、利益だけを追求するようになり、経営判断を間違えてしまいます。
利益だけを求めて不祥事を起こしてしまう会社は、企業理念が浸透しておらず、判断がブレてしまっているからです。
起業理念は仕組み化できない
企業理念は仕組み化ができません。
「想い」とは人それぞれで思い描くものなので、これをシステム的につくることはできません
5. より大きなことを成す:進行感
進行感とは
進行感とは「理想に近づいていく実感」になります。
この進行感があることで、組織への帰属意識が芽生えます。
帰属意識があれば、組織が成長していくことに喜びを感じるようになります。
そうすると社員が会社の成長のために努力できるのです
進行感と企業理念
進行感を得るには、目的地である理想が必要で、この理想こそが「企業理念」です。
なのでこの「進行感」と「企業理念」がセットになっている組織は、とても強い状態です。
この状態で組織が仕組み化されていれば、社員がやめる理由は「その社員の自分自身の中」にしか存在しません。
6. 仕組み化のない別世界
仕組み化のない世界もある
最後にの仕組み化のない世界があることも知っておいてください。
友達とか家族、趣味の世界は仕組み化のない世界です。
なぜなら、これらは「替え」が効かないからです。
友達や家族はかけがえのないもので、他人が役割を替わることができません。
なので仕組み化の必要もないのです。