こんにちは、中華飯です。
今回は いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人 という本の書評です。
是非読んで、内容を実践していきましょう!
「話が深い人」になるには
深い話の定義
テレビでよく出演されてる齋藤孝さんが著者です。
この本で言う「深い話」の定義は、「聞いてる人が変化を起こすこと」です。
例えば感動する話だとか、納得して次に行動してみようと思う話になります。
逆にいうと変化を起こすことがない話が、浅い話です。
話を深くする3つの力
話を深くするには、次の3つの力が必要です。
順番に見ていきましょう。
1.展開力
展開力とは
展開力とは、言い換えると情報力とか知識力のことです。
深い話というのは、話す方と聞く方に知識の差がないと生まれないのです。
知ってる話を聞いても感動や納得につながらなくて、結局浅い話になってしまうので、そこで知識が重要となります。
知識や情報を集めるコツ
知識とか情報っていうのを集めるコツが2つあります。
一つは角度をつけることです。
自分が好きなものばっかり情報集めても、情報力としては高くなりません。
反対意見を取り入れてみたりとか、ちょっと違った角度から考えてみるってのが大切です。
もう一つのコツは、エビデンスを確認することです。
確かな情報かどうかを確認することですね。
例えば誰かがつぶやいただけの情報、それは深い話にはなりません。
そうではなくて、新聞で各社で報道されてるとか、複数の本に掲載されているとか、そういったエビデンスがしっかりしているものをベースする必要があります。
本質把握力
本質把握力とは
本質把握力とは、一言で言うと「ズレてない」ということです。
例えば「瞑想する」という話を例にします。
「瞑想っていうのは脳にとってとても良いことです」という話であれば、ズレてなくて問題ありません。
しかし「瞑想するっていうのはカレーを美味しく食べるためのものです」みたいな話になると、「?」となって全然深い話になりません。
具体的かつ本質的
深い話というのは、具体的かつ本質的です。
本質をついている話をするためにはどうすればいいかというと、考え抜くことが大切です。
パッと思いつきで話をしてはいけません。
具体的については次の章でお話します。
具体的かつ本質的な代表例は「俳句」
具体的かつ本質的なものの代表例は、俳句です。
俳句は17文字しかないので、そこに本質的なものを見出されることが多いです。
なので俳句を作るっていうのは、本質的なものを見つける感性を磨くのに最適です
具体化力
具体化力とは
具体力とは「提案力」と言い換えることができます。
提案力の1つの要素として具体的なエピソードを入れることがあります。
またそのエピソードも、自分が経験したエピソードを入れるとより深くなります。
具定例として「大学時代に頑張ったこと」を題材に、良い例と悪い例を比較してみます。
浅いエピソードの例
大学でその陸上をやってました。
大学2年頃から努力をして練習を積み重ね、大学4年頃には地区大会で優勝できるようになりました。
これだと内容は理解できるものの、感動や納得にはちょっと足りないですね。
深いエピソードの例
大学でその陸上をやってました。
大学2年時に、実は父が入院してしまいました。
父は「時間をおろそかにするな」「時間を大切にしろ」っていうことを口酸っぱく言ってる人間でした。
その父が入院をして、大切な時間が無為に過ぎててしまう状態になってしまったのです。
そういった父の姿を見て自分も時間を大切にしなきゃいけないんだって言う思いで、努力をしていきました。
その結果、大学4年頃には地区大会で優勝できるようになりました。
このように自身のエピソードを加えることで、より話に深みがでてきます。
3つの力を駆使する技術
最後に「展開力」「本質把握力」「具体化力」の3つの力を駆使する技術について紹介します。
スリーステップ法
それがこのスリーステップ法です。
最初に一般的に知られている内容にして、その次に「実はその奥はこうなっている」話をして、最後に「さらに奥はこうなってますよ」という順番で話をすると深い話になります。
簡単にいうと、ホップステップジャンプですね。
このフォーマットで話すだけで、話しが深く聞こえるようになります。
もちろんこの技術の背景には「展開力」「本質把握力」「具体化力」がありますので、この3つの力をつけた上で活用しましょう。