こんにちは、中華飯です。
保険は最小限にしたいけど、どれが必要な保険かわからない。
保険にいろいろ入っているけど、普段は全く使用していない・・・
こんな状況になっていませんか?
実は保険の中には加入した方が良い保険が「ごくわずか」ですが存在します。
「火災保険」「自動車保険」「個人賠償責任保険」「掛け捨て型生命保険」の4つです。
そしてその中にはとても良い内容なのに、普通の人が活用していない保証もあります。
せっかく保険を契約するなら、有意義に活用していった方が良いです。
それでは早速いきましょう!
必要な保険1:火災保険
必要な保険の見分け方
最初に必要な保険の見分け方を簡単に説明します。
必要な保険の見分け方は
リスクが起こる確率「小」×損害額「大」
このパターン以外の保険は不要です(詳細を知りたいかたはこちらを参照ください)。
火災保険はこのパターンに当てはまりますね。
火災保険の必要性
火災は「万一発生した時に、損害が大きい」事象です。
自宅が火事になる可能性は低いものの、ゼロではありません。
自分の家族が気を付けていても、隣の家が火事になるかもしれません。
日本では自分の家から発生した火が原因で隣の家に飛び火した場合でも、隣の家を燃やした責任は問われません(重い過失があった時は除く)。
このことは失火責任法という法律によって定められています。
よって、自分の家が火事になった損失は、自分で備える必要があります。
火事になるとその後は大変です。
「新たな家探し」「残った家具の引っ越し」「新たな家具の買い揃え」「残った住宅ローンの支払い」があり、もし備えがなかったら普通に人生が終わってしまいます。
そう考えても火災保険には加入しておくべきだと思います。
火災保険の補償内容には下記2種類あります。
「部屋に損害を与えた場合の補償」がわかりにくいかもしれません。
具体的には下記のようなケースです。
【部屋に損害を与えるケース】
- 物を移動する時に、壁にぶつけてクロスを気づつけてしまった
- 子供が物を投げて、扉を壊してしまった
- うっかり物を落として、台所を壊してしまった
火災保険は火事になった時だけではなくて、物を壊した場合のリスクも補償することができます。
しかも良い点として、「保険を使用しても保険料は変わらない」のです。
万一の備えができるだけでなく、普段の生活で起こりがちな物の破損までカバーしている火災保険は、入っておくべき保険の一つです。
そして家具などが破損した場合は火災保険が使えないか?と保険会社に問い合わせてみましょう!
必要な保険2:自動車保険
自動車保険もリスクが起こる確率「小」×損害額「大」に当たります。
自動車保険が必要な理由
自動車保険がカバーしているリスクは「交通事故で相手をケガもしくは死亡させてしまう」ことです。
確率はとても低いのですが、自動車の事故は賠償額が高額になるケースがあります。
国内のデータではあるのですが、後遺症が残った事故の賠償額の最高金額は、なんと3億7,000万円です。
男性の平均的な生涯賃金が2億7,000万円なので、それよりも多い金額です。
こういった「万一発生した時に、損害が大きい」事象に対しては保険で備えるのが正しいと思います。
ただし、自動車保険にはいろいろなオプションがあり、その中には不要な物も多いため注意が必要です。
例えば車両保険。車両保険は、事故で車が破損した場合に保険金がでる契約です。
しかし受け取れる保険金は時価のため、同じ車両買い替える場合でも満額でることはまずありません。
また、その割に払う保険料が高額です。
こういった「万一発生した時でも、損害が小さい」ケースは、保険でカバーしようとすると割高になってしまいがちなので、自分の車両に対する損害は貯金で対応するようにしましょう。
必要な保険3:個人賠償責任保険
個人賠償責任保険が必要な理由
個人賠償責任保険も加入しておいた方が良い保険です。
リスクは「他人に怪我をさせる、他人の物を壊してしまう」ことです。
あまり聞いたことのない保険かもしれませんので、補償内容の例を紹介します。
【個人賠償責任保険の補償内容】
- お店の商品を落として壊してしまった
- 飼い犬が他人を噛んでしまった
- 自転車に乗っていて歩行者とぶつかってしまった
といった場合に補償する内容になっています。
この保険の特筆すべきことは「自転車によるケガ」も対象に入っていることです。
車と比べると規模は小さくなるものの、自転車の事故も、賠償額が高額になる事例があります。
日本国内の最高賠償額は9,500万円ですので、これも保険で備えておくべきと思います。
また自分自身だけではなく、家族も補償対象に入っていることもポイントです。
保険料も1カ月数百円と格安なので、検討してみて損はないと思います。
もし子供がいるご家庭であれば、加入しておいた方が良いでしょう。
必要な保険4:掛け捨て型生命保険
掛け捨て型の生命保険は、場合によっては検討の余地があります。
掛け捨て型の生命保険が必要な理由
掛け捨て型生命保険とは、払っている期間だけ保証がある生命保険のことです。
間違っても貯蓄型の生命保険に入ってはいけません(理由はこちら)。
貯蓄型では「保証が一生」だったのに対して、掛け捨て型は「払っている期間だけ」である点が違います。
期間限定であれば保険料は少額ですみます。
なぜなら「みんなからお金を集める」⇒「確率は低いけど発生してしまった人にお金を配る」という、基本的な保険の理念と合っているからです。
どんな人が掛け捨て型の保険を検討する余地があるかというと、家族に小さい子供がいる人等が当てはまります。
このようなライフステージでは、子どもが成長していくと共に支出が増えることが予想され、遺族年金では収入として不足する事があると思います。
そういった方には掛け捨て生命保険を検討するのはアリだと思います。
でもその場合でも保険内容は「最低限の額」にすることをお勧めします。
まとめ
加入すると良い保険を下記4つ紹介しました。
これからも役に立つ情報を発信していきます。フォローしていただけると更新を見逃すことがありませんのでよろしくお願いします。
【関連記事】
保険に入ることであなたの人生が危険になる!その4 その他の不要な保険編
保険に入ることであなたの人生が危険になる!その2 医療保険編