【インフレ対策】世界中がインフレになっている理由その1

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こんにちは、中華飯です。
このところ「物価高」が叫ばれています。
毎月物の値段が上がっていて大変ですよね。
しかもこれは日本だけではなく、世界中で起きていることです

今回は何故世界中でインフレになっているのか?を解説していきます。
長くなるので数回に分ける予定ではあるものの、
最後にはインフレに対してどう対処していけばいいのか?という
対策方法も提案しますので、最後まで一読をお願いします!

インフレとは?

まず、インフレとは何か?を解説します。

インフレとは、「通貨の価値が下がっていくこと」です。
ちょっと難しいですね。
1つ具体的な例を挙げましょう。

去年まで、卵1パックが100円で買えていたと仮定します。
そして今年卵1パックが200円になりました。
これがインフレです。

卵1パックという物の価値は変わっていないのに、
去年は100円玉1枚で買えたのに、今年は100円玉2枚の200円になった、
つまりこのケースでいうと、100円玉の価値が半分になったわけですね。
100円玉=通貨と考えられるので、これが「インフレ」というわけです。

インフレが起きる原因

ではインフレが起きる原因は何なのか?

これはいろいろ要因があるものの、
一番大きな原因は需要と供給のバランスが崩れていることです。

例えば先ほどの例で、卵1パックが200円でした。
ここで、卵が10パックあって、それが欲しい人が1,000人いたら
何がおこるでしょうか。

卵を売る側としては
「こんなに欲しい人が沢山いるなら、1パック300円でも売れるのではないか」
と考えます。
一方、卵を買う側としては
「なんとしてでも卵が欲しい。1パック300円でも買う」
という人がでてくるでしょう。

結果、卵の値段は1パック300円でも商売が成立してしまいます。
こうやって卵の値段が上がっていくんですね。
このように通過の価値が下がっていくことをインフレと言います。

先ほどとは逆の例を考えてみましょう。
1パック200円の卵が1,000パックあって、
それを200円で欲しい人が10人しかいない場合です。
この場合は、200円で売れるのは10パックだけです。
残りの990パックは売れません。
そうすると卵を売る側としては、
「このままでは売れ残ってしまう。1パック100円にして売ろう」
と考えます。
そうすると、卵を買う側としては
「1パック200円なら買わないけど、100円なら買う」
という人が一定数います。
結果、卵の値段は1パック100円になります。
先ほどとは逆に値段が下がりましたね。
このように通過の価値が上がっていくことをデフレと言います。

これらのような、需要と供給の増減のケースをまとめると以下になります。
なお、需要増×供給増などのケースはインフレにもデフレにもならないので
除いています。

世界中でインフレになっているのはどのケースか?

では、目下世界中でインフレになっているのは、
上記のどのケースになるのか?

結論は「ケース8」です。
え?ケース8ってどれ??と思われた方もいるでしょう。
そうなんです、上記では網羅できていないケースもあるのです。
それが下図です。

ケース1~4では、需要と供給のうちどちらかだけが上がるパターンを考えました。
しかし、世の中ではどちらも両方変化するパターンも起こりえます。

そして今(2023年2月現在)世界中で起きているインフレは、
まさに「需要が増えて」「供給が減って」起きているインフレなのです。

今回のまとめ

今回はインフレついて紹介しました。
そして世界中で発生しているインフレは需要が増えて、
かつ供給が減ることによって起きているという結論をお伝えしました。
次回は、何故需要と供給が逆方向に動いてしまったかを解説します。

これからも役に立つ情報を発信していきます。フォローしていただけると更新を見逃すことがありませんのでよろしくお願いします。

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