こんにちは、中華飯です。
最近TVで「異次元の子育て支援」なるものが報道されています。
その中で出産一時金の増額等が議論されているようです。
「そもそも出産一時金はどこから給付されているのか?」と
疑問に思ってる方も多いようなので解説していきたいと思います。
これを知ることで、出産一時金を増やすことによって何が起きるのか!?を
予測することができます。
今後の変化をいち早く知って、早めに対策しましょう。
健康保険とは?
結論から先にお伝えすると、
出産一時金は「健康保険」を財源にして支給されます。
そもそも健康保険とは何なのか?
と疑問に思われる方もいるかもしれないので、
そこから解説したいと思います。
健康保険は、公的な医療保険の一部です。
つまり、国が用意した医療のための保険ということです。
日本国民はなにもしなくても医療保険に加入できているのです。
このことを意識せずに民間の医療保険に加入している人も多いと思います。
民間の医療保険が不要という話はこちらにまとめてますので
興味のあるかたはご参照ください。
保険に入ることであなたの人生が危険になる!その1
健康保険の種類
健康保険もいろいろ種類がありますので
まとめてみました。
公的医療保険は強制加入です。
サラリーマンであれば、健康保険に加入、
それ以外の人は国民健康保険に加入します。
この表には載せてませんが、
75歳以上の人は後期高齢者医療制度に加入します。
それでは主要な項目を解説します。
【療養の給付】
これが一番なじみのある項目ですね。
サラリーマンの方だと、
病院でかかった費用が3割負担になってます。
残りの7割が健康保険から支払われているのです。
【高額療養費】
1カ月で一定額以上の負担は、
健康保険から負担する制度です。
この「一定額」は収入や医療費によって異なります。
一般的にはざっくり10万円程度になります。
筆者の中華飯が「民間の医療保険は不要」と考えているのは
この制度があるからです。
ただし、すべての医療行為が対象になるわけではありません。
出産
【出産一時金】
出産した場合に42万円支払われる制度です。
今回の記事のきっかけになった制度ですね。
出産一時金の増額
今回「異次元の少子化対策」の目玉になっているのが、
出産一時金を42万から50万円への増額です。
中華飯はこの制度改正自体は良いことだと思ってます。
出産費用は、年1%ずつ上がっているというデータもありますので、
出産した時の負担が軽くなるのは喜ばしいと思います。
ただし、少子化対策になるかどうかは
疑わしいと感じています。
理由は増額分が低すぎるからです。
「8万円増額した!よし、出産しよう」と考える人が
果たしてどのくらいいるでしょうか?
お金が理由で出産を迷っている方は、
「子どもにかかる生涯費用は3,000万円」等の
もっと長い期間の、もっと大きな金額を考えています。
3,000万円からみて8万円は誤差でしょう。
少子化対策にはほど遠い額だと思います。
出産一時金の代償
そして、この増額したお金はどこからもってくるのでしょうか?
普通に考えたら健康保険の増額です。
なにしろ財源が健康保険なのですから。
なので、今後は健康保険の保険料率の引き上げが予想されます。
中華飯は健康保険は税金の一種だと考えてます。
なぜならこの保険料は、
国が広く全員から集めて一部の人に分配しているからです。
所得税や住民税と何が違うのでしょうか。
外国(イギリス/カナダ/スウェーデン等)では
税として徴収・運用されている国もあります。
おそらく保険料率を引き上げる歳は
「健康保険料増額」とニュースで流れるでしょう。
「子供増やすためだからしかたないですよね」
「しかも増税じゃないですよ。健康保険料を上げるだけです」
というニュアンスです。
でも実質は増税です。
しかも、少子化対策になっていないのに、です。
今回のまとめ
今回は健康保険と出産一時金について紹介しました。
「聞く力」で財務省の意見を聞き、
「実行力」で税金を迅速に上げる、
増税大好きな岸田首相が首相を続けている限り、
私達サラリーマンの手取りは急速に減っていくことが予想されます。
この事実に対抗するために、自分の資産を増やしましょう。
今後もその手段を提供していきますので
一緒に良い人生を目指しましょう!!
これからも役に立つ情報を発信していきます。フォローしていただけると更新を見逃すことがありませんのでよろしくお願いします。
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