社畜からの脱却その3【昇給率と資本収益率】

小金持ちになれない理由
Pocket

こんにちは、中華飯です。今回も前回からの続きです(前回はこちら)。「昇給率と資本収益率」について紹介したいと思います。

さっそくですが「r>g」という式をご存じでしょうか?これは経済学者のトマ・ピケティが明らかにした事実で、「r」が資本収益率「g」が昇給率を表しています。これが、どういうことを示しているかを例を挙げて解説します。

例えば、あなたの年収が500万だとします。これが来年どのくらいになるか考えてみます。優良企業の昇給率は2%と言われているので、500万に2%昇給すると510万です。月収30万が6,000円昇給する感じですね。

一方、1億円の株を持っていて、年間の株からの収益が500万円の富裕層の人がいるとします。この人が来年いくらもらえるかというと、だいたい525万になります。この25万円分が資本収益率で、計算すると5%です。

あれ、おかしいなと思いませんでしたか??汗水垂らして働いている我々サラリーマンが昇給で増える金額より、何もしていないお金持ちの資産が増える金額の方が多いんです。これが「r>g」ということです。

重要なことなので、以前書いた内容を繰り返しますね(以前書いた内容はこちらです)。格差が生まれる原因はここにあります。つまり、世の中は資本=お金を持っている人に有利な仕組みになっています。

世の中が「働いて、その対価としてお金をもらう」という仕組みであれば、格差はあまり生まれません。なぜなら人間の能力に大きな差はないからです。格差が生まれるのは「働かないのにお金をもらう人間がいるから」です。働かない資本家を養うために、サラリーマンが働いているのです。

今回までの話で、世の中のしくみや、小金持ちになるにはどうしたら良いか、ということについて書いてきました。次回からは具体的な実践方法について書いていきます。

これからも役に立つ情報を発信していきます。フォローしていただけると更新を見逃すことがありませんのでよろしくお願いします。

Pocket

タイトルとURLをコピーしました